ボクとキミ

キミがボクのことを思い出してくれてよかったよ。
この数ヶ月間、辛かっただろう。苦しかっただろう。
でも、キミはひとりなんかじゃない。
周りを見渡せばこんなに多くの仲間がいるじゃないか。
みんながついてるんだよ。
そしてすぐ側にはこのボクだっている。


キミはずっと表に出て弱いボクを守ってくれた。
キミの心が折れそうになったとき
ボクがキミを守る出番がきたと思ったんだ。
ボクらはずっと一緒に歩んできたじゃないか。
キミひとりで頑張らなくていいんだよ。
ちょっと休んだっていいんだよ。


ボクのおかげでキミには味方がたくさんいるってことがわかっただろ?
怖くなんかない。みんなが一緒だ。
そのことに気がついてくれただけでいいんだよ。
泣きながら親や彼女に電話したっていいんだよ。
苦しくて、悔しくて・・・
全部我慢なんかしなくていいんだよ。


キミは精一杯頑張ってきたんだから
ちょっとぐらい休めよ。
キミの疲れが癒されたらボクは静かにキミに譲るよ。
でも、またボクのことを忘れちゃ嫌だよ。


『忘れなんかしない。キミはボクの命の恩人で
忘れかけていたことを思い出させてくれた大事なパートナーだ。
ちょっと調子に乗りすぎたよ。キミを忘れるところだった。
・・・なぁ、今度の誕生日はキミとボク、一緒に祝おうよ。
そして、新しいボクらの出発の日にしよう!』




『ボクとキミは今までもそしてこれからも一緒に歩み続けるんだ』



『ありがとう。もうひとりのボク・・・』