出生の秘密

今日、病院にいった。
上司の転勤で環境が変わること
以前にお世話になった上司が後任で来ること
11日連続出勤に体が持ちこたえたこと
その連続出勤の途中、上司とぶつかりその件で上司が詫びの電話をしてきたこと。
2週間にあったおおよそのことを話した。


「そうですか。あなたはもうここに来なくても治りますよ。」


そう言われた。
ちょっと前なら涙が出てくるような状態だったけど
今回は「ハイ!」と返事をした。
自分でも改善出来るという想いがあったから。




実家に電話をした。
「あなたはホントに運がいい子」
母親にそう言われた。
自分でも運がいいと思う。瀬戸際になると悪運が働く。
今回も病気になって会社を辞めるかどうかまでいったのに
上司の方が先にいなくなることが決まった。
思えば大学合格だってギリギリだったし
就職もバブルがはじけて選択が限られ始めていたし
卒業も危なかったがなんとか出来た。


初のフットサル公式大会で負け続けてたけど
最後の試合でチームの公式戦初ゴールを決めたのもボクだった。


東北に転勤して売上が落ちてる店舗に来て
ダメ店舗の売上を伸ばすことが出来たのも
イデア豊富なアルバイトやパート、部下にめぐり合えたから。


ボクはホントに運がいい。



母は、電話でこんな話をした。
ボクがまだ母親のお腹にいるときに
母は3度流産しかけたらしい。
ボクの生命力は強いと言った。
そして、逆子になったこと。
胎児が逆子のままで足から生まれてくることは生命の危機である。
しかし、母の逆立ち等の運動で直前で頭が下になったそうだ。



瀬戸際まで追い詰められたときのボクは強い。
この先もずっとこの運命をたどっていくことだろう。
その度に出会った人たちのことは忘れないし
感謝の気持ちも忘れない。
そして、ピンチのときには
大勢の仲間がついていることも忘れない。

ボクとキミ

キミがボクのことを思い出してくれてよかったよ。
この数ヶ月間、辛かっただろう。苦しかっただろう。
でも、キミはひとりなんかじゃない。
周りを見渡せばこんなに多くの仲間がいるじゃないか。
みんながついてるんだよ。
そしてすぐ側にはこのボクだっている。


キミはずっと表に出て弱いボクを守ってくれた。
キミの心が折れそうになったとき
ボクがキミを守る出番がきたと思ったんだ。
ボクらはずっと一緒に歩んできたじゃないか。
キミひとりで頑張らなくていいんだよ。
ちょっと休んだっていいんだよ。


ボクのおかげでキミには味方がたくさんいるってことがわかっただろ?
怖くなんかない。みんなが一緒だ。
そのことに気がついてくれただけでいいんだよ。
泣きながら親や彼女に電話したっていいんだよ。
苦しくて、悔しくて・・・
全部我慢なんかしなくていいんだよ。


キミは精一杯頑張ってきたんだから
ちょっとぐらい休めよ。
キミの疲れが癒されたらボクは静かにキミに譲るよ。
でも、またボクのことを忘れちゃ嫌だよ。


『忘れなんかしない。キミはボクの命の恩人で
忘れかけていたことを思い出させてくれた大事なパートナーだ。
ちょっと調子に乗りすぎたよ。キミを忘れるところだった。
・・・なぁ、今度の誕生日はキミとボク、一緒に祝おうよ。
そして、新しいボクらの出発の日にしよう!』




『ボクとキミは今までもそしてこれからも一緒に歩み続けるんだ』



『ありがとう。もうひとりのボク・・・』

謝罪

今日、上司と喧嘩した。
あとで話し合いだと言われて上等だと思った。
東京へ行く前に病気のことを言ってやると意気込んでいた。


「さっきは言い過ぎた」


意外な電話だった。
一部始終を見ていた商品部の人が何かを言ってくれたのかもしれない。
しかし、たしかに向こうから誤ってきた。
本質はホントにわかっているのだろうか?
でも、そんなことはどうでもいい。
ボクに非はないのだから。
この件では、ボクが上に立った。それが事実だ。

報告

昨日、上司から


『来年の1月に東京商品部に行くことになったから』


と言われた。
ストレスの元が転勤する。
ボクの前からいなくなる。
ボクが仕事を辞める前にいなくなる。
運がいい。


でも、何でボクじゃなくてアイツが東京なんだよ。


そう思ったボクがいた。
なんだか不雑な気分だがとにかく、ボクは助かったんだろう。


オイルまみれになってもがいていた鳥は
生きる望みを捨てずに再び飛ぶことを諦めずにいたところを
やっとボランティアに発見されて洗浄されることになった。

冬支度

やっとタイヤ交換をした。
北国の人間にとってこの時期のタイヤ交換は必須だ。
タイヤ交換だけなら30分くらいで出来るのだが
ボクの車の場合はエアロパーツを外さなければならないので
2時間少々かかってしまった。


その前に部屋と物置の中身を整理した。
いらないもの、使わないものを捨てた。
聴かなくなったCDや見なくなったビデオも捨てた。
結構な量になったが、引越しのときに使ったダンボールは捨てずにまとめた。
すっきりした。気分もすっきりした。
まだ、多くのことは考える余裕はないものの
ゴミとともに余計な考えも捨てた気分になった。
そのまま引越し準備をしてしまいそうな勢いだった。


相変わらず休みなのに職場関係の電話がかかってくる。


「子供が具合悪いのねで・・・」


「親が今、入院したので明日・・・」


仕事をさせないでくれ!
ボクは休みたいんだ!


電話口でこう叫びたかった。
以前のボクならそのまま何かに引き釣り込まれるかのように
精神が暗黒面に突入しもやもやした気持ちですごしていたに違いない。
ここ数日の休みの度の電話で疲れてはいるけれど
一日をもやもやした気持ちで過ごすことはなくなった。
気分転換が出来るようになっている。



昨日、保険加入の件でちょっとしたことがあった。
病気や退職の可能性もあるので相談しながら話を進めていったのだが
やはり、現在通院中で薬物使用だと新規加入は出来ないらしい。
現実をまざまざと見せ付けられた。
担当者が頑張ってくれたおかげでガン保険とオプションの傷病保険に加入は出来た。
その後の退職も視野に入れてのプランを立てたが担当者には感謝です。

生きている

ボクは心が病んでしまったことで気がついたことがある。



元気で生きている それが一番の親孝行



親に電話をすることがあまりなかった。
仕事が忙しくて夜が遅いこともあって夜に電話というのはダルかった。


心が病んでからは、一人でいるのが辛すぎて電話で親にすがることが多くなった。
寂しくてというよりも親の声を聞くだけで気持ちが安らぐから。


「今日は、声が明るいな」


「今日は何かあったかい?」


「調子よさそうだな」


電話口のボクの声を聞くだけで親は一喜一憂の声を出した。


「こんな歳にもなって迷惑かけてごめん・・・」


情けなかった。今年で親は還暦を迎える。
普通なら定年退職する歳だ。
それなのに息子であるボクは心を病んでしまった。
でも、ボクの言葉に親はこう言った。


「あんたほど手のかからなかった子はいなかったよ。
お父さんとふたりでいつも感謝している。
立派に就職して経済的にも自立してあとは結婚するだけ。
こんなときぐらい頼っておいでよ。」



ボクは、涙が止まらなかった。

無題

ここ数日、従業員からの「今日は休みます」電話で起こされる。
頼むから寝させてくれと orz


夕べは、会議後同僚と夕食に行った。
3時間くらいいただろうか。
19時頃のそとの景色は真っ暗。
もう冬だなぁと思いながらも数日前までいた東京を思い出す。


東京地区の話を聞いた。
終電に間に合わず店舗に泊まっている従業員がいるとか・・・
車を持って行くと駐車場代で3〜4万で暮らせないとか・・・


orz


旭川に帰りたくなってきた。
会社じゃ居場所がないなぁ・・・辞めようかって思う今日この頃。